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【第34回】意外な盲点 地域の医業類似行為者から患者様の紹介を受ける方法

【第34回】意外な盲点 地域の医業類似行為者から患者様の紹介を受ける方法

Last Updated on 2022年5月1日 by dls-admin

患者様の支持を集めて医院経営を成功させるには、大別して3つの要素があります。「事務員の管理と教育」「医院経営に詳しい税理士への依頼」「営業意識を持つ」ことです。

よほどの過疎地でもない限り、先生が開業された地域には、同科の先生が開業していらっしゃるはずです。

つまりビジネス的には、「商売敵」ということになりますが、先生の応対次第で、地域で先に開業していらっしゃる先生から、患者さんの紹介を受けることができます。

前回の記事では、医師会の集まりなどで他科の先生から患者様の紹介を受ける方法をお伝えしました。これに加えて意外に知られていないのは、医業類似行為従事者からの紹介を受ける方法です。

医療類似行為従事者からの紹介を受けるには


我が国では、医師以外に、柔道整復師、鍼灸師、あんま指圧マッサージ師といった従事者が厚生労働大臣の免許を受け、患者様の健康管理上の施術を行うために独立開業することが認められています。

しかしながら、レントゲンをはじめとした診断行為、投薬などの行為は禁じられていますので、日々の施術で対応に困っているケースも少なくありません。

一般的に、医業類似行為者の施術に頼る患者様は、整形外科領域のみならず、加齢に伴う体の痛みやだるさをはじめとした症状の改善を願うことがほとんどです。しかしながら、それらの症状の中に、重大な疾患が隠れていることが珍しくありません。

 

保険適用が可能になる同意書を準備できるように


多くの医業類似行為者は、そのことを知っていますが、患者様がそのような症状を訴えても、診察行為ができないため、具体的に医療機関にかかることを進言しにくく、また、説明する状況が許されたとしても、具体的に紹介する医師が見つからないことがほとんどです。

したがって、タウンページなどで地域の医業類似行為従事者を探し、ダイレクトメールを送るだけでも、患者様の紹介を期待することができます。

医業類似行為従事者が医師と連携すると、「あんまマッサージ指圧・鍼灸の保険適用が可能になる同意書を用意できる」といったメッセージを添えれば、提携して患者様を紹介するメリットもあると考える施術者も増えると思います。

 

 

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