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【第33回】先に開業している医師から紹介を受けるには

【第33回】先に開業している医師から紹介を受けるには

Last Updated on 2022年4月11日 by dls-admin

患者様の支持を集めて医院経営を成功させるには、大別して3つの要素があります。「事務員の管理と教育」「医院経営に詳しい税理士への依頼」「営業意識を持つ」ことです。

地域の医師会を活用する

よほどの過疎地でもない限り、先生が開業された地域には、同科の先生が開業していらっしゃるはずです。

つまりビジネス的には、「商売敵」ということになりますが、先生の応対次第で、地域で先に開業していらっしゃる先生から、患者さんの紹介を受けることができます。

地域の医師会などの集まりがあったら、参加されて、ご自分の医院の先生に、「場合によっては、先生に患者さんを紹介させていただいてもよろしいでしょうか?」と持ち掛けるのです。

特に内科のような、守備範囲が広い診療科目を標榜しておられる先生なら、「本来は、呼吸器内科にプライマリケアをまかせるべきだが」、と考えつつ、消化器内科の先生が診察されているケースが日常的に起きています。

患者様のことを考えると、専門医に任せたほうがいいと考えていらっしゃる先生も多いはず。そこで、自分の専門外の患者が来院した際に、紹介するともちかけるわけです。

まず、断る先生はいないでしょう。

 

医院経営において重要かつ困難なのは「集客」


そのうち、気心が知れた関係を築き上げたら、自分の専門領域の患者さんを、先に開業しておられる先生から紹介していただけるようになります。

医院経営を、純粋な経済的視点で見た場合、もっとも困難なのは集客です。

ホームページ、駅の看板、他の患者さんの口コミ、定期的な葉書の送付というように、医院に患者さんを集める方法は多様な方法があります。

これにくわえて、地域で先に開業されている先生から、患者様を紹介していただける環境をつくれるようになれば、最小限の労力とコストで、医院経営を黒字にする患者の集客が可能になるはずです。

また、以前のニュースレターでも紹介したように、現行法の医事法に照らし合わせれば、ホームページなどで、自院でできる診療について詳細な宣伝をすることはできません。

ですが、前述のような方法をとれば、違法性はまず生じません。適法なうえに、集客効果が高い方法ですから、以前ご紹介させていただいた方法と併せてお試しになってみてください。

 

 

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