アイキャッチ

【第39回】介護事業は増益につながるか

【第39回】介護事業は増益につながるか

Last Updated on 2022年8月1日 by dls-admin

患者様の支持を集めて医院経営を成功させるには、大別して3つの要素があります。「事務員の管理と教育」「医院経営に詳しい税理士への依頼」「営業意識を持つ」ことです。

介護事業の導入メリットとは

地域社会の高齢化を受けて、介護事業に参入された(もしくは参入した)先生もいらっしゃるかと思います。

介護事業といっても、提供できる人的資源の問題もありますから、デイケア施設のみであったり、特別養護老人ホームの運営まで様々だと思われます。

現時点でも言われているとおり、介護保険は財源が薄く、介護単体では増益を図ることは難しいという意見が多いようです。しかしながら、医療と介護の間には、様々な狭間があります。

訪問診療やヘルパー依頼

たとえば、身体介護として、患者様が医療機関を受診する際に、介護従事者は医療機関への引率は可能なものの、診療を受けるための補助(金銭や保険証を預かって、医療機関の受付と交渉するなど)は、原則として介護保険では検討されていません。

自費でヘルパーを雇って患者様が自宅から医療機関の受診をしたりするケースも珍しくないのが現状です。

これらの問題を改善するべく、訪問診療を行っておられる先生もいらっしゃいますが、患者様のニーズにもマッチする上に、増益につながる良い方法だと思われます。

例証するときりがないので、これくらいにしますが、医療と介護の狭間を見れば、患者様のニーズにも応え、かつ増益につなげられる鍵はまだまだたくさんあるといえます。

これらの問題を洗い出すには、地域で暮らす患者様の生活をよく観察し、困難が生じていることについて、介護従事者から広く意見を拾うことも重要かと思われます。

そうすることで、他の医療機関との差別化が図れるだけでなく、多くの患者様のQOL向上に寄与するサービスが提供できるようになるのは間違いありません。

 

※ご不明点やお悩みなどをすぐに解決したい場合は、「お問い合わせ」よりご気軽にご相談ください。