コラム

【コラム41】商売敵!?医師がマッサージや整体施術院を運営している”医療類似行為従事者”と連携する方…

開業を検討する際にその土地の医療クリニックを調査しますと、よほどの過疎地でもない限りはすでに同科の先生が開業していらっしゃるかと思います。

これはビジネス的には「商売敵がすでにいる」ということになりますが、先生の応対次第で地域で先に開業していらっしゃる先生から患者さんの紹介を受けることができるチャンスでもあります。

今回の記事では、意外に知られていない【医業類似行為従事者からの紹介を受ける方法】についてお伝えしていきます。

医療類似行為従事者からの紹介を受けるには

我が国では、医師以外に、柔道整復師、鍼灸師、あんま指圧マッサージ師といった従事者が厚生労働大臣の免許を受け、患者様の健康管理上の施術を行うために独立開業することが認められております。

しかしながら上記の職種では、レントゲンをはじめとした診断行為投薬などの行為は禁じられていますので、日々の施術で対応に困っているケースも少なくありません。

一般的には、医業類似行為者の施術に頼る患者様は、整形外科領域のみならず加齢に伴う体の痛みやだるさをはじめとした症状の改善を願うことがほとんどです。しかしながら、それらの症状の中に、重大な疾患が隠れていることが珍しくありません。

 

保険適用が可能になる同意書を準備できるように

多くの医業類似行為者は、そのことを知っていますが、患者様がそのような症状を訴えても、診察行為ができないため、具体的に医療機関にかかることを進言しにくく、また、説明する状況が許されたとしても、具体的に紹介する医師が見つからないことがほとんどです。

したがって、タウンページなどで地域の医業類似行為従事者を探し、ダイレクトメールを送るだけでも、患者様の紹介を期待することができます。

医業類似行為従事者が医師と連携すると、「あんまマッサージ指圧・鍼灸の保険適用が可能になる同意書を用意できる」といったメッセージを添えれば、提携して患者様を紹介するメリットもあると考える施術者も増えてゆくかと思います。

 

 

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