【第42回】患者にとって良い医院と感じる盲点 文書発行業務
Last Updated on 2022年9月15日 by dls-admin
患者様の支持を集めて医院経営を成功させるには、大別して3つの要素があります。「事務員の管理と教育」「医院経営に詳しい税理士への依頼」「営業意識を持つ」ことです。
医療機関にとってもっとも重要なことは、言うまでもなく患者様の心身の疾患に対して適切なケアを行うことです。
開業されておられる先生方におかれましては、プライマリケアを中心に担当しておられる先生が多数派だと拝察いたします。そのため、必要に応じて地域の基幹病院へ紹介状を書いて、適切な治療を受けていただくことも重要な仕事だと考えておられることと思います。
文書発行を丁寧に行うメリット
こういった、医師にしかできない文書発行業務は多数あるはずなのですが、患者様が必要とされる文書について、全てを意識されるケースは意外に少ないのではないでしょうか。
どの診療科でも作成する文書に、紹介状や診断書がありますが、ご専門の科によっては他にも様々な文書があると思われます。そして、かかりつけの医療機関に、これらの文書を発行してもらえないために、やむなく医療機関を変えざるを得ないと感じておられる患者様が意外に多いのも事実です。
たとえば、全ての診療科に関係してくる「身体障害者手帳・精神保健福祉手帳」の取得時に必要となる診断書、小児科における育成医療関係の書類、精神科における自立支援医療・障害年金関係の書類など。
取り扱い文書の種類をホームページへ記載
経済的な売上にはさほど貢献しない場合もありますが、こういった対応をしているとホームページに記載したりするだけで、受診を検討しておられる患者様の印象も高まります。
実際の業務においては、地域で開業している社会保険労務士事務所に提携を持ちかけてみるとよいでしょう。患者様の定期的な紹介が受けられ、増患につながる可能性が高いです。
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