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【第41回】退職者・スタッフ応募の落選者は患者であるという意識が増患につながる

【第41回】退職者・スタッフ応募の落選者は患者であるという意識が増患につながる

患者様の支持を集めて医院経営を成功させるには、大別して3つの要素があります。「事務員の管理と教育」「医院経営に詳しい税理士への依頼」「営業意識を持つ」ことです。

 

運営される医院・診療所の規模や診療科によると思いますが、一般的にドクターだけで医療機関を運営するケースはないと思います。
看護師を含めたコメディカルスタッフは置かないにしても、最低限、受付や医療事務などのスタッフは、どの医療機関でも必ず置くと思います。

これらのスタッフは、採用の都合上、地元から採用し、パートタイムで勤務していただくケースが多いと思います。

”スタッフ”は守秘義務についての認識が甘い傾向にある

先生方は気づいておられるでしょうか。採用募集時に落選させた方や、もしくは離職者が「患者」に悪評をたてる可能性が高いということを。

非常に残念ですが、これらの方は、コメディカルスタッフと違って、医療従事者としての教育を受けていないため、守秘義務についてどうしても認識が甘くなる傾向があります。

そのため離職者は、医院の内情を安易に口外して悪評を立て、患者を他の医院へ移らせてしまう可能性があります。ふだんの業務の中で、非医療従事者には口外されてはまずい箇所については見せないなどといった物理的な遮断を盛り込むと、問題が置きにくいでしょう。

スタッフ応募者についても丁重に扱う意識を


また、採用募集の際に落選させる応募者にも注意が必要です。ぞんざいな扱いをすると、悪評を振りまかれ、他の医療機関に患者様が移ってしまうことにもなりかねません
便宜上、看護師の方などが、非医療従事者の採用募集を行うケースもあると思いますが、採否については先生が必ず目を通され、落選者に対しては語弊がない断り方をするよう伝えたほうが無難です。

「応募には落選したが、いい病院なのでなにかあったら治療を受けたい」
「退職してしまったが、いい病院なのでなにかあったら治療を受けたい」


もちろん医療機関によって様々な方法があります。
ですが、非医療従事者によって医療機関の悪評が立つのを防ぎ増患につなげるには、この2つのポイントを感じてもらえるよう検討することがカギになるといえます。

 

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