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【第22回】なぜ内科専門医以外がインフルエンザ予防接種を手がけると増患につながるのか

【第22回】なぜ内科専門医以外がインフルエンザ予防接種を手がけると増患につながるのか

患者様の支持を集めて医院経営を成功させるには、大別して3つの要素があります。「事務員の管理と教育」「医院経営に詳しい税理士への依頼」「営業意識を持つ」ことです。

何度か、このブログでも述べていますが、医療は本来、経済的な尺度では測れない存在です。
しかしながら、医療機関の運営には経済的な視点が欠かせない時代になってきました。特に都市部では同じ科の先生が密集する形で、開業することも珍しくありません。

医療機関を運営するのに必要な一定数の患者様を確保しなければ、医療活動がままならなくなるというのも事実です。

よりよい医療活動のためにマーケティングは必要

前述の理由から、医療機関の運営を経済的な側面でみると一般の企業と同じように、「広告・営業による新規顧客の開拓」「リピーターの確保」といった、いわゆるマーケティング戦略が重要なのは間違いありません。

現在の医師法・医事法においては、診療科目・診療日・診療時間の情報以外は、医療機関が情報発信することは禁止されています。とはいえ、大多数の先生がご自身の医院についてインターネットホームページで情報を発信しておられますが、これはなぜでしょうか。端的に言って、新患の獲得、リピーターの獲得。この目的に集約されるのではいのでしょうか。

とはいえ、新患の獲得、リピータ-(再診)を獲得する重要性を理解されていても、どうアクションを起こせばいいのか、悩まれる先生も多いのではないかと思います。

なぜ内科専門医以外がインフルエンザ予防接種を手がけると増感につながるのか

これからの時期、内科系の先生方は、医療機関でインフルエンザの予防接種を実施されると思います。もし、内科や呼吸器科以外の先生がインフルエンザの予防接種の実施がされるとしたらどうでしょうか。結果から申し上げますが、定期的な増患につながる可能性が高いです。

なぜなら大多数の患者は、インフルエンザの予防接種じたい、一定の知識と経験を蓄えた医師なら、誰でも可能な治療と知っているからです。ならば、大多数の患者様は、生活圏内でもっとも近い医院や、勤務先に近い医療機関で受けたほうが便利と考えます。

当然、インフルエンザの摂取で一端医院へ足を運ぶこともなくなりますが、病院が標榜している専門領域の病気にかかられた時、まずはじめの選択(FirstChoice)として、インフルエンザウイルスを接種してもらったドクターを選ぶでしょう。

 

「自分が治療を受けたことがない医師より、医師の人となりを知っていて、治療を受けた医師を選んだほうが……」と考えるからなんですね。

医師法・医事法の関係上、直接医院を宣伝するのは難しいです。ですが、このような方法で、ご自分の医院を宣伝し、自費診療を上げ、果ては本来の専門領域のリピーターとして迎えることが可能になります。





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