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【コラム38】医院経営に介護事業の導入した際のメリット/デメリット~他医院との差別化を図るには~

【コラム38】医院経営に介護事業の導入した際のメリット/デメリット~他医院との差別化を図るには~

介護事業の導入メリットとは

地域社会の高齢化を受けて、介護事業に参入された(もしくは参入した)先生もいらっしゃるかと思います。

介護事業といっても提供できる人的資源の問題もありますから、デイケア施設のみであったり特別養護老人ホームの運営まで様々かと思います。現時点でも言われているとおり、介護保険は財源が薄く介護単体では増益を図ることは難しいという意見が多いようです。
しかしながら、医療と介護の間には様々な狭間があります。

訪問診療やヘルパー依頼

たとえば、身体介護として患者様が医療機関を受診する際に、介護従事者は医療機関への引率は可能なものの診療を受けるための補助(金銭や保険証を預かって、医療機関の受付と交渉するなど)は、原則として介護保険では検討されていませんし、自費でヘルパーを雇って患者様が自宅から医療機関の受診をしたりするケースも珍しくないのが現状です。

これらの問題を改善するべく、訪問診療を行っておられる先生がいらっしゃいますが、これは患者様のニーズにもマッチする上に増益につながる良い方法だと思われます。

例証するときりがありませんが、【医療と介護の境界線】を細かく観察していれば、
1)患者様のニーズにも応え、かつ
2)増益につなげられる鍵はまだまだたくさんあるといえます。

これらの問題を洗い出すには、地域で暮らす患者様の生活をよく観察し、困難が生じていることについて、介護従事者から広く意見を拾うことも重要かと思われます。
そうすることで、他の医療機関との差別化が図れるだけでなく、多くの患者様のQOL向上に寄与するサービスが提供できるようになるのは間違いありません。

 

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